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MEDICINE

漢方について

体の本来持つ力を引き出す

漢方とは

漢方とは、中国で生まれ日本で独自の発展を遂げた伝統医学です。
オランダ医学(蘭方)が日本に伝わった際、それと区別するために「漢方」という言葉が生まれました。
現在では、中国漢方(中医学)と日本漢方の2つの体系に分けられますが、どちらも患者の心身のバランスを整えることを目的としています。

漢方では、自然界の植物、鉱物、動物由来の生薬を用い、一人ひとりの体質や症状に合わせて症状の改善を促します。
その根本的な考え方は、病気を引き起こす原因や全身のバランスを見極め、体が本来持つ力を引き出して健康を取り戻すことにあります。

漢方特有のしょう
決める方法

当薬局では、問診や舌診を主にして腹診も参考に、患部だけでなく全身の状態も考慮して証(しょう)を決めております。

しょうへのアプローチ

虚実

病気に対する抵抗力・反応力を診断

実:充実している状態
虚:低下している状態

寒熱

新陳代謝による身体の状態を判断
体温の数値だけでなく、暑がっているか寒がっているかの自覚症状が重要です。

寒:新陳代謝の衰え。また環境が冷えていたり、水分の貯留過剰で冷えている場合もある。

熱:新陳代謝の亢進。また環境が暑すぎる場合もある。脱水が原因の場合や、虚弱すぎる場合は体内に冷やす物が無くて熱がでる場合もある。

気血水

常に正常に巡っている事が大事であるが、滞ったり偏在したり、逆流したり、過不足が起きると体調に異常を起こします。

気:生体活動を推進したり温めたりする。血管外では外邪の侵入を防いでいる。不足すると気力や食欲低下・驚き易い・感染、滞るとイライラしたり・不眠・腹部膨満を起こす。

血:五臓六腑や諸組織を栄養滋潤する。血と気は相互に依存し共同して生命活動を支えている。不足すると集中力低下・むら返り・爪の異常、滞ると頭痛・不眠・冷えのぼせ・痛み・便秘を起こす。

水:汗・涙・唾液・鼻水・尿など血液以外の水分。水過剰と気の異常で頻尿・浮腫・怠さ・下痢・めまいに、水不足との異常で意識障害・脱水を起こす。

独自の視点から悩みにアプローチし
症状の緩和・改善を目指します

漢方の一部をご紹介

疾患と漢方薬・食品

取り扱っている商品のメーカー

ウチダ和漢薬・小太郎製薬・救心製薬・三和製薬・建林松鶴
犬伏薬業・大高酵素・ワタナベオイスター

牛黄製剤は他に、救心製薬「霊黄参」第3類医薬品、
犬伏製薬「敬震丹」第2類医薬品も扱っています。

生薬製剤Ⅱ号方
救心製薬 律鼓心
芎帰調血飲第一加減
攻肥聖健(防風通聖散)
敬震丹
牛黄・霊黄参
保中回帰(補中益気湯)
五味利水(五苓散)
高麗人参
三七宝・田七・雲南貴精
大高酵素
ワタナベオイスター

赤色は血に関係、緑色は気に関係、水色は水に関係、橙色は消化器に関係します

ウチダの生薬製剤二号方 対応疾患:瘀血(おけつ)・血滞による頭痛、肩こり、めまい、動機など

ウチダの”生薬製剤二号型”は、血液の流れを良くし、瘀血(おけつ)を改善する「丹参」を中心に6つの製薬(タンジン・センキュウ・コウカ・シャクヤク・モッコウ・コウブシ)を配合した漢方薬です。
生製薬剤二号方は、原料生薬の選定から始まり、国内GMP(医薬品製造の品質管理および製造管理規範)適合自社工場で厳しい管理の下、一貫生産し、皆様のお手元にお届けします。

血圧が高く、頭痛、頭重、肩こり、めまい、動悸などの症状のある方の血行を改善し、効果をもたらします。

効能・効果

中年以降または高血圧傾向のあるものの次の諸症:
頭痛、頭重、肩こり、めまい、動悸

用法・用量

次の1回量を1日3回、食間または空腹時に服用する。
成人(15 歳以上):一回1包
15 歳未満:服用しないこと

救心製薬 律鼓心

動悸・息切れ・気つけに。牛黄・鹿茸・蟾酥・人参等を含み心臓を助けてくれる第2類医薬品。働き過ぎの方や睡眠不足やストレスで心臓に負担をかけている現代人に必要かもしれません。

芎帰調血飲第一加減

月経不順、産後の体力低下、血の道症(血の道症とは月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性ホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のこと)の改善に役立ちます。

攻肥聖健(防風通聖散)

体力があり、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな方の、動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘・蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹、皮膚炎、ニキビ、肥満症に。

敬震丹

江戸時代から使われていましたが、情報過多で多忙な「気虚・気滞」傾向の現代人に効果あり。香りが強く、口に含んでいるとその香りが脳に作用するので即効性があります。第2類医薬品

牛黄・霊黄参 対応疾患:解熱、鎮痙、強心

牛黄とは、牛の胆石のことですが、牛千頭から一万頭に一頭の割でしか牛黄はとれないために、古くから「牛黄は黄金より高価」といわれる高貴薬で、今から二千年以上前の中国の薬物書「神農本草経」にも効果が記載されている重要な生薬です。
その中で、病気の予防と体力増強のための保健薬にあたる「中薬」として、当帰や芍薬とともに分類されています。
明時代の薬学書「本草綱目」には、ケイレン性の病気、高熱や痛みを伴う病気、心臓病、肝臓病、神経性の疾患に効果があると記されています。
また、梁の時代の「神農本草経集注」には、寿命を延ばし、物忘れをしなくなると記されています。

牛黄の効き目を担う成分・・・
牛黄には色素成分であるビリルビンが含まれています。
ビリルビンには抗ウイルス作用があり、老化の原因となる活性酸素に対して抗酸化作用を有しています。

効能・効果

解熱、鎮痙、強心
色素成分に含まれるビリルビンには抗ウイルス作用があり、老化の原因となる活性酸素に対して抗酸化作用を有しています。

用法・用量

次の1回量を1日2回朝晩に服用する。
15才以上1回1カプセル
15才未満は服用しない

保中回帰(補中益気湯) 対応疾患:虚弱体質、疲労倦怠、病後・術後の衰弱、食欲不振、ねあせ、感冒

ウチダの保中回帰は,漢方処方にしたがい生薬を配合し抽出して得た水製エキスを服用しやすい細粒の分包にしたものです。

効能・効果

体力虚弱で、元気がなく、胃腸の働きが衰えて、疲れやすいものの次の諸症:虚弱体質、疲労倦怠、病後・術後の衰弱、食欲不振、ねあせ、感冒

用法・用量

1回15才以上1包、14~7才2/3、6~4才1/2、3~2才1/3、2才未満1/4、1日3回食前又は食間1才未満には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にだけ服用させる。
3ヵ月未満は服用しない。

五味利水(五苓散) 対応疾患:水瀉性下痢、急性胃腸炎、暑気あたり、頭痛、むくみ

ウチダの五味利水は,漢方処方にしたがい生薬を配合し抽出して得た水製エキスを服用しやすい細粒の分包にしたものです。
水瀉性下痢、急性胃腸炎等の改善に役立ちます。

※「水瀉性下痢」とは,水様性の下痢を指します。 「しぶり腹」とは,残便感があり,くり返し腹痛を伴う便意を催すもののことです。

効能・効果

のどが渇いて、尿量が少なく、吐き気、嘔吐、腹痛、頭痛、むくみなどのいずれかを伴う次の諸症:
水瀉性下痢、急性胃腸炎(しぶり腹のものには使用しないこと)、暑気あたり、頭痛、むくみ

用法・用量

1回15才以上1包、14~7才2/3、6~4才1/2、3~2才1/3、2才未満1/4、1日3回食前又は食間1才未満には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にだけ服用させる。
3ヵ月未満は服用しない

高麗人参

「気」を補い元気にしてくれたり、身体を温めたりします。
個人個人に合わせた量で1回分ずつ分包致します。

三七宝・田七・雲南貴精

瘀血傾向の方やコレステロールが気になる方にお勧め。食品なので安心して摂取でき、油物や甘い物の食べ過ぎている方にお勧めです。三七(別名田七)は、中国雲南省で古くから作られ不換金と言われるくらい貴重です。

大高酵素

植物発酵食品 創業90年の老舗。原料は厳選された野菜や果物。甘くて飲みやすい。
腸活により、下痢便秘の改善や、免疫力を高めたりして、腸だけでなく心身ともに整えてくれます。また料理にも使え、私は砂糖を使いたくないので、甘味は大高酵素にしています。
大高酵素使用商品:シャンプー・リンス・エンリッチスーパージェル・化粧水・クリームなど。

ワタナベオイスター

現代の食生活に不足がちなミネラルやアミノ酸対策や、活性酸素対策にも役立つ栄養補助食品です。錠剤・ゼリー・ドリンクと3種類あります。原料は国産の牡蠣です。海の営養を沢山吸収した牡蠣にはアミノ酸・ミネラルが多く含まれています。